今回は、ある事情からオーケストラの演奏会を撮影することになり、それに伴って仲間にカメラワークの基礎を共有する必要が生じました。改めて、使用されているカメラの台数やその配置、使用機材などを整理してみましたので、参考としてまとめておきます。
まずは、こちらの音楽をお聴きください。
言うまでもなく、ドラゴンクエストの序曲です。この楽曲を耳にすると、不思議と「冒険へ出かけたくなる」気持ちが湧いてきますよね。映像と非常に親和性の高い音楽だと感じます。
それでは、実際にどのような撮影が行われていたのか、順を追ってご紹介いたします。
カメラの配置と基本構成について
オーケストラのステージ構成に関して詳細な知識はありませんが、大まかな撮影レイアウトとしては以下のようになっていました。
カメラの配置は全9台構成
ステージ上の演奏者は白丸で示されており、カメラは合計で9台配置されておりました。アングルごとの画作りを想定した多点カメラ構成です。


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〜 00:22 は①から遠くて高い位置から全体像
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〜 00:32 ②③④でパパパと
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〜 00:33 ①の全体を1秒ほど
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〜 00:42 曲的に⑤のパート、ここ一番いいよな
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〜 00:47 遠目で⑥から右にずらしながら
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〜 00:50 ④
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〜 00:57 ⑤
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〜 01:07 ①全体を撮影
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〜 01:14 ⑧から右にずらしながら
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〜 01:18 ⑤
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〜 01:35 ⑨の位置から左に移動しながら撮影
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〜 01:38 ⑤
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〜 01:45 ⑦ソロ
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~ 01:49 ①全体を撮影
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~ 01:52 ⑤
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~ 01:55 ④
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~ 01:57 ⑥ 遠目でフィニッシュ感だしながら
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~ 02:01 ①全体を撮影
各カメラの用途と設置状況
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カメラ①〜⑧はすべて三脚による固定撮影
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カメラ⑥および⑧については、三脚にスライダーを組み合わせ、横方向の移動撮影を実施
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カメラ⑨のみ手持ち撮影で、横移動による動的カットを担っていました
撮影機材の構成と使い方
カメラと三脚について
カメラは計9台体制。三脚は⑨以外の8台で使用されており、⑥と⑧ではスライド撮影も加えられていました。
スタビライザーの有無
カメラ⑨に関しては、横方向に動きながら撮影を行っている様子でしたが、映像に若干のブレが見られたため、スタビライザーは使用されていなかったと考えられます。ジンバルのような安定化装置を使用すれば、より滑らかな映像が撮れるはずです。
音声収録について
一般的なカメラには内蔵マイクが備わっていますが、音質には限界があります。特にオーケストラのように繊細かつダイナミックな音場を録音する場合には、外部レコーダーや指向性マイクの使用が望ましいです。
自分たちで撮影する場合
もしこのようなマルチカメラ構成の撮影を自分たちで行う場合、以下のような工夫が考えられます。
スマートフォンによる代用撮影
現在のスマートフォンは4K撮影に対応しており、画質・明るさともに非常に優れています。複数台のカメラを確保したい場合、各メンバーのスマホを持ち寄って活用する方法が現実的です。
三脚とスマートフォンホルダーの併用
スマートフォンを安定して設置するには、三脚とスマホホルダーが必要です。ホルダーは三脚のネジ穴に装着できる仕様のものを使います。

たとえば、ゴリラポッドなどのミニ三脚にホルダーを組み合わせると、柔軟なセッティングが可能になります。


なお、筆者が使用しているホルダーは1000円程度で購入したものですが、最近では100円ショップでも同等品が販売されていることが分かり、実際にセリアで複数個購入しておきました。

袋から出すとこんな感じです。クオリティ高すぎ。


高めの三脚?
全体を撮影するには遠くから高い位置から撮影することになると思います。これを持っている人はいるだろうか。
またはゴリラポット使って高い位置からの撮影になります。
スタビライザーの活用
スタビライザー(ジンバル)を所持しているため、動的な撮影にはこれを活用せます。歩きながらの撮影や、被写体に寄ったり離れたりする動きのあるショットには、スタビライザーは不可欠なアイテムです。
撮影に向けて行うこと
撮影に向けて行なうべきことは大きく以下のことがあると考えます。
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カメラの撮影する位置を決める
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カメラを用意する
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三脚を用意する
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高い位置から撮影できるようにする
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撮影を確実に行える様にする
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良質な録音をできるようにする
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肖像権の確認
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協力者にわかるようにする
ざっくりこんな事を達成しないといけないと考えます。
具体的には…
1. カメラの撮影する位置を決める
そもそもオーケストラ理解してなくて、当日にカメラどこに置くかを考える時間もないので、事前に決めておきたいです。特にソロパートは見どころなので、そこは押さえておくといいかと思います。
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座る位置は事前に決めておく
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ソロパートは誰か調べておく
2. カメラを用意する
カメラは8台以上は用意したいです。ただし古いスマホ使っても撮影の画質も悪いと使えないので、4K以上で撮影できる機種を用意したいです。
3. 三脚を用意する
撮影は基本固定撮影を行うので、そのための三脚を集めて撮影できるようにする。
4. 高い位置から撮影できるようにする
これは結構難しい。パターンは2つかと思う。ゴリラポットを使って撮影できるといいかも。
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高い位置から撮影できる三脚を用意する。
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どこから高い位置の何かに固定して撮影する。
5. 撮影を確実に行える様にする
撮影中にトラブル、撮影したけど使えないんだけど…
というのは容易で想像できる。自分だけならこんなことは起きないけど、複数人の協力の上進めるためには、事前の準備は必須。
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撮影中はフライトモードにする。電話かかってきて撮影中止を防ぐ
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4K撮影に設定しておく。
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データ容量を空けておき、撮影中に容量一杯になるのを防ぐ
6. 良質な録音をできるようにする
これも結構難しいです。一番わからないのが『一番良い位置どこか?』
そこにレコーダーをセットしないといけないので、事前に決めておきたいです。
7. 肖像権の確認
これはさらっと事前にみなさんへ撮影してSNSにアップロードするんでよろしくお願いします。ということを伝えておきたいです。
8. 協力者にわかるようにする
今回協力者が多いので、みんな協力してもう人全員にわかるようにする。事前に図で説明できる様にする。
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フライトモード、4K、容量についての注意点を説明
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カメラの位置とカメラの向き

